定年後の健康管理のポイント
定年後、仕事をやめて新しいことを始める方も、引き続き仕事をする方も、今まで以上に注意しなければならないのは健康管理です。
豊かで楽しい老後を迎えるためにも、次のようなポイントに留意しながら定年後の健康管理をしっかりと行っていきましょう。
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●現在の健康状態を把握する
まずは、現在の健康状態をしっかりと把握しておくことが、今後の健康管理の前提になります。
特に体重や血圧、コレステロール値、血糖値などは、知っておく必要があります。
また、歯の健康状態、視力、聴力などもチェックしておきましょう。
不健康な部分を把握できれば、改善したり悪化を防ぐことができます。
●食生活を見直す
体の健康は、毎日の食生活に大きく左右されます。
栄養バランスの取れた食生活になっているか、偏った食生活になっていないかどうかをチェックしてみましょう。
必要な栄養をバランスよく摂ると同時に、60代以降の食事で注意しなければならないのは、脂分、塩分、糖分の取りすぎです。
また、農薬や有害な食品添加物などをできる限り摂らないようにすることも健康を守るためには大切です。
●生活習慣を見直す
健康にとって好ましくない生活習慣をピックアップして、見直すことも大切です。
不規則な食事時間や睡眠時間、暴飲暴食、喫煙、運動不足などは意識して取り組むことにより改善することができます。
食事時間や睡眠時間は、自分にとって心地よいと思える生活リズムを作り、それに合わせて行くようにします。
体を動かす機会があれば、積極的に動かすようにし、疲れたらしっかりと休むようにしましょう。
●アンチエイジングに関心を持つ
定年後の60代を過ぎると、視力が衰えて老眼になったり、白髪や薄毛が増えてきたり、顔にはしわやシミができるなどの老化現象が現われてきます。
工夫次第でこの老化のスピードを遅らせたり、抑えるすることができますが、これを「アンチエイジング」と言っています。
アンチエイジングに関心を持ち、いつまでも若々しさを保てるように努力することも、健康管理のポイントのひとつです。
●日々の生活を楽しむ
70代、80代、90代になっても健康ではつらつとしている人は、例外なく毎日の生活を楽しんでいます。
「年をとる」ことをネガティブに捉えるのではなく、変化を楽しむくらいの心のゆとりを持つことが、「心の健康」と「体の健康」にもつながります。
平凡な生活の中にも楽しみを見つけたり、時には「初めての体験」や「新しい趣味」などにもチャレンジしてみましょう。
●定期的に健康状態をチェックする
定年後の健康管理をしっかりと行うためには、定期的に健康状態をチェックすることも大切です。
体重や血圧、体脂肪などは自宅で測定することが可能です。
コレステロール値、血糖値、尿酸値などは、年齢や食生活、生活環境によっても変動するため、かかりつけの病院や自治体が実施する健康診断などを定期的に受けて把握しておきましょう。
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