定年後にスタート!第二の人生

高齢になるほど免疫力は低下する

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加齢とともに免疫力は低下する?

定年後の人生を楽しく暮らすには、健康であることが絶対条件です。

そして、そのためには色々な病気から身を守る「免疫力」を高めておく必要があります。

ところが、この免疫力は何もしなければ加齢とともに低下してしまう傾向があるようです。

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免疫力は身体を守る力


免疫力とは、あらゆる病気から身を守る力のことで、人間には誰の身体にも生まれながらに備わっています。

人体に有害なウィルスや細菌、その他の異物が体内に入り込んだ時に、「生体防御システム」とも言うべき免疫力が作動し、感染が拡大しないよう、重大な病気にならないよう、身体を守ります。

たとえば、風邪をひいた時など、咳や鼻水を出したり、体温を上げてウィルスを撃退したり、体外に排出したりしますが、これも免疫力の働きのひとつです。

また、私たちの体内では常にガン細胞が発生していますが、ガンにならないよう抑えているのも免疫力の働きによるものです。

免疫力が高ければウィルスや細菌の侵入を阻止したり、体外に排出する力も強くなり、ガン細胞などの増殖を防ぐ力も強くなります。

その結果、あらゆる病気にかかりにくくなり、たとえかかったとしても症状が軽く、回復も早くなります。

定年後の人生を健康に過ごすためには、免疫力を高めておく必要があります。

免疫力が加齢とともに低下するのは避けられない


生まれたばかりの赤ちゃんは免疫力が弱いため、母乳から免疫を受け継ぎますが、成長するにつれて徐々に自らの力で免疫力をつけて行きます。

ウィルスや細菌などの外敵に攻撃された場合、免疫システムはそれを記憶し、抗体などの作用によって再度の攻撃を防ぎます。

これが、成長と共に身に付いた「獲得免疫」で、このシステムがあるため、人間の体は同じタイプのウィルスや細菌に対する抵抗力が強くなり、同じ病気にはかかりにくくなっています。

しかし、この獲得免疫の働きは20代をピークに低下し、40代では半分になり、その後も加齢に伴い徐々に低下して行きます。

特に、T細胞を作り出す胸腺というリンパ器官が加齢とともに小さくなって行くため、新しいT細胞が作りにくくなって行きます。

T細胞は免疫細胞のひとつで、身体に侵入した外敵を攻撃する働きを担っていますが、この数が少なくなると、外敵を防ぎきれなくなってしまいます。

このように、高齢になるにつれ免疫力は低下しますが、同時に体力の低下や筋力の低下も加わると、さらに色々な病気にかかりやすくなってしまい、回復が遅くなって他の病気を併発してしまうこともあります。

高齢化社会を健康で元気に生きるためには、60代を過ぎたら、免疫力を落とさない工夫をすることが大切です。

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