老後はどこに住むかを決めておく
定年後のセカンドライフを楽しく豊かなものにするためには、老後はどこに住むかを早めに決めておくことが大切です。
生活する上で必要なインフラの整った都会に住むのか、自然豊かな田舎に住むのか、あるいは海外に移住するのかなど、いくつかの選択肢がありますが、誰と一緒に住むのかも決めておく必要があります。
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老後の住まい選びのポイント
老後の住まいは、次のようなことをポイントに選んでみてください。
●セカンドライフでやりたいことは何か
セカンドライフ(第二の人生)で何をやりたいかにより、老後の住まいは自ずと決まってきます。
大自然の中で趣味を楽しみながらゆったりとした人生を送りたいなら田舎に住むのが理想ですが、色々なことを学んだり何らかの事業を始めたいなら、都会のほうが有利と言えます。
また、カフェやショップを開きたいなら、田舎でも都会でもない郊外のほうがマッチしているかもしれません。
●誰と一緒に住むか
豊かなセカンドライフを実現するためには、老後は誰と一緒に住むかを決めておくことはとても大切です。
子供や孫と一緒に住むのか、親も一緒に住むのか、あるいは夫婦だけで住むのか、兄弟と一緒に住むのか・・・。
核家族化が進んだ現代日本では、やむなく一人暮らしになってしまったり、自ら一人暮らしを選ぶ方もいることでしょう。
また、最近では気の合った同士で一緒に住む「シェアハウス」というものも普及し始めています。
●生活インフラのチェック
老後の住まいがどこになろうと、必ずチェックしておかなければならないのが、生活インフラです。
病院や銀行、郵便局は近くにあるのかどうか、日々の買い物に利用できるスーパーやコンビニはどうか、また、バス停や駅までの距離はどうかなど、老後の生活のためには近くにあるに越したことはありません。
自家用車が運転できるうちは良くても、高齢になり運転が難しくなった場合も考慮しておきましょう。
●資金面・経済面の確認
現在住んでいる場所に老後も住み続けるなら問題ありませんが、田舎に移住したり新しい場所に引っ越すとなると、それなりの資金が必要になります。
また、日々の生活費は年金だけで足りるかどうか、不足すると予想される場合はどのようにして補うか、経済的な問題も検討しておく必要があります。
●健康状態
老後の住まいを選ぶ場合、自分と家族の健康状態も考慮しておく必要があります。
何らかの持病があるなら、近くに病院があることが必須条件になるからです。
また、今は健康そのものでも、高齢になり足腰が弱くなったり体力が衰えた場合、外出に不便はないかどうかも検討しておきましょう。
家の中の段差をなくし、手すりをつけるなどのバリアフリー化が必要になることもあります。
●防犯対策
高齢者を狙った犯罪が多発しています。
老後の住まいを選ぶ場合は、防犯対策がしっかりしているかどうかもチェックしておきましょう。
住宅そのものの防犯対策はもちろん、いざという時のために隣近所や町内会などの自治体と良好な関係を結べるかどうかを確認しておくことも大切です。
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