免疫力アップに役立つサプリメント
定年後の生活を実りある豊かなものにするためには、健康が何よりも大切です。
そして、さまざまな病気から身を守るには、免疫力をアップしておく必要があります。
免疫力をアップするには、栄養バランスの取れた食生活が基本になりますが、足らない栄養素がある場合は、サプリメントを摂取するという方法もあります。
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免疫力アップに役立つサプリメントには、次のようなものがあるので参考にしてみてください。
(※サプリメントを利用する際はアレルギー反応や過剰摂取に注意し、自分の身体に合ったものを選ぶようにしてください。)
●プロポリス
代表的な免疫強化サプリメントのプロポリスは、ミツバチが外部の菌やウィルスを持ち込まないよう、樹液で巣の入り口やすき間を口で塗り固めたものです。
天然の抗菌物質・抗生物質とも言われ、免疫を高める作用の他、殺菌作用、抗炎症作用、鎮痛作用、抗アレルギー作用、抗腫瘍作用、抗酸化作用がある事が知られています。
●ローヤルゼリー
ローヤルゼリーは、ミツバチの女王バチのために特別に作られたもので、王乳とも呼ばれています。タンパク質やビタミン、ミネラルなどがバランス良く含まれ、非常に栄養成分が豊富な上に、免疫力を高める作用があることが知られています。
また、抗菌作用、抗アレルギー作用、コレステロール低下作用、更年期障害改善作用などがあると言われています。(※ごくまれに、ローヤルゼリーに含まれるタンパク質の一部が、アレルギー症状を引き起こすことがあるので、注意してください。)
●ヤマブシダケ(山伏茸)
ヤマブシタケは、日本や中国の山林に自生しているサンゴハリタケ科のキノコで、形が山伏の胸についている丸い飾りに似ていることから、この名で呼ばれています。
ヤマブシタケに豊富に含まれるβ-Dグルカンには、免疫力を高めて色々な病気への抵抗力を強めるとともに、免疫の過剰反応を抑える働きもあります。また、認知症予防に効果があるとされる「エリナシン」や「ヘリセノン」も含まれています。
●エキナセア
風邪のひき始めに飲むと良いといわれているエキナセアは、北米原産のキク科の多年草で、アメリカ先住民が古くから歯やのどの痛み、風邪や鼻炎などの万能薬として使って来たものです。
エキナセアの多糖類には、白血球中のマクロファージを活性化させる働きがあるため、免疫力を高めるとされています。(※ただし、膠原病の人は摂取しないほうが良いとされていますので、注意してください。)
●キャツクロー
キャッツクローはアマゾン地域に自生するツル性の植物ですが、葉っぱの付け根の部分にネコの爪のような太いトゲがあるためにこの名がつけられています。
このキャッツクローの樹皮には、アルカロイドという成分が含まれており、免疫強化や消炎効果、痛風やリウマチなどを抑える抗炎症作用、鎮痛効果があるとされています。
●アガリクス
アガリクスはブラジル原産のキノコで、β-Dグルカンなどの高分子多糖類が多く含まれています。この成分が免疫機能を活性化させ、体外から侵入した細菌やウィルスを撃退します。
体内にすでに発生しているガン化細胞を異物として認識し、攻撃することでも知られていますが、免疫機能の調整作用もあるため、免疫の過剰反応によるアレルギー性疾患への効果も期待されています。
●ノニ
ノニは、ハワイなどのポリネシア諸島、東南アジア、オーストラリアなどに自生するアカネ科の熱帯植物です。ノニの果実には、外傷や腫れの痛みを取る作用があるため、古くから民間薬としても使われてきました。
ノニには、免疫細胞の働きを活性化させる「プロキセロニン」や、抗酸化作用のある「ポリフェノール」、粘膜を保護する「ビタミンC」が豊富に含まれ、免疫力のアップや生活習慣病の予防、関節炎の軽減などの作用が期待できます。
●霊芝
霊芝(レイシ)は、中国原産のサルノコシカケ科のキノコの一種です。多糖類のβ-Dグルカンなどの有効成分が豊富に含まれており、免疫力を高める作用があるといわれています。
また、カルシウムやリン、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛、カリウム、ナトリウム、マンガンなどの各種ミネラルも含まれているため、滋養強壮、抗腫瘍作用、血糖値の調整作用,血圧降下作用などがあることも知られています。
●アスタキサンチン
アスタキサンチンはサケの切り身やイクラに含まれる赤色の天然色素で、非常に強い抗酸化力があります。免疫力を高める作用がある他、抗炎症作用、抗ガン作用、糖尿病予防、ストレス抑制作用などがあると言われます。
また、LDLコレステロールの酸化を防いで血液を流れやすくするので、動脈硬化を予防したり、目の奥まで届いて眼精疲労を改善する効果があることも知られています。
●タヒボ
タヒボは、紫イペとも呼ばれていますが、南米の熱帯雨林地帯原産の大木で、樹皮や幹の部分がお茶やサプリメントに使用されています。タヒボには、免疫力を高めてがん細胞に対抗する免疫賦活作用があることが知られています。
また、タヒボ茶は、薬のない時代に痛み止めとして利用されてきましたが、鎮痛作用の他に抗炎作用、抗菌作用、抗ウィルス作用があることも知られています。
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