定年後の生活費はいくら必要?
定年前と定年後の最も大きな変化、それは勤務先からの収入が途絶えることです。
そのような状況の中で、不安のない生活をおくるには、日々の生活費をしっかりと確保しておく必要があります。
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定年後の生活費はいくら必要かについては、総務省の家計調査報告が参考になります。
2021年(令和3年)10~12月期平均では、消費支出(総世帯)は 1世帯当たり 245,519円、二人以上の世帯の場合の消費支出は、1世帯当たり 292,077円となっています。
また、最新の調査結果については総務省のホームページより確認することができます。
ただし、この調査結果については、ある程度の目安と捉え、定年後の生活費がどのくらいかかるかについては独自に計算しておく必要があります。
月々の生活費は、住居環境や家族構成によっても大きく異なるからです。
定年前の生活費を参考に
定年後の生活費の基準となるのが、定年前の生活費です。
食費や水道光熱費、電話代、新聞代など、毎月必ず出費しなければならないものに関しては、定年前も定年後もさほど変わりません。
家賃や住宅ローンの支払い、保険の支払いなどがある場合は、額が大きいためしっかりと把握しておく必要があります。
住宅ローンの完済日や、保険の満期日などはきちんと記入しておき、その後の生活設計に反映させます。
定年を機に、現在加入している保険が複数ある場合は、本当に必要な保険であるかどうか見直すのもおすすめです。
健康保険料や介護保険料、税金などに関しては、定年前と定年後で変わる可能性があります。
また、家のリフォームや冠婚葬祭にかかる費用、急な入院、車の買い替えなど、予想外の出費に備えておく必要もあります。
その他、増税や物価の高騰などに備えて、多少多めに計上しておくと安心です。
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